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JT、国際会計基準(IFRS)を導入

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日本たばこ産業(JT) が経営の国際化の総仕上げに入った。2012年3月期末から国際会計基準(IFRS)導入 を決定。さらに 連結決算期を15年に3月から12月に移行 する方針も固めた。財務諸表の開示方法が変わることで、米フィリップ・モリス・インターナショナルなど世界の競合と収益比較が大幅にしやすくなる。1999年の米RJRナビスコの海外事業、07年の英ガラハーなどの大型買収を経て、同社の海外でのたばこ事業は急成長を遂げてきた。JTがあえてライバルと同じ「土俵」に立つことを選んだことで、海外勢との競争を意識した成長戦略に注目が集まりそうだ。

JTは 月から社内にプロジェクトチームを発足させ、決算期変更の準備を開始 する。株主総会での特別決議や筆頭株主である財務省の認可などを経てから実施 する計画で、14年を4~12月期の9カ月決算にして、15年から通年で12月期に移行 する。

「世界の競合とイコール・フッティングで戦いたい」――。JTの木村宏社長はインタビューなどで、ことあるごとにこう話してきた。フィリップ・モリス、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコに続く世界3位のたばこ会社となったJTだが、世界の競合とは微妙に立場が違うのが現状だ。

JTには政府の出資義務があり、今でも発行済み株式の半分を財務大臣が握っている。ただ、こうした「半官半民」の企業特質のほかにも、会計基準の違いが世界の同業他社との比較を妨げていた。

同社がこれまで採用していた 日本会計基準では、のれんの定期償却 をしないといけないため、本業での収益が財務諸表から見えにくい。同社は過去の大型買収でのれん代が膨らみ、毎年900億円近い金額を償却してきた。このため、定期償却がない米国会計基準やIFRSを導入する同業他社よりも、利益が過小評価 されやすかった。

同社の12年3月期の連結営業利益予想は日本基準では3650億円だが、IFRSベースでは4460億円となる。期末からのIFRS移行で、「のれん」による海外勢との収益ギャップは解消されるといえる。

(JT、12月期決算移行で見えた国際企業への変革
012/4/3 6:00 日本経済新聞 電子版)

   +++

■国際会計基準では

IFRS第3号「企業結合 (Business Combinations)」
巻末「結論の背景 (Basis for Conclusions)」より、
「のれんの事後測定」に関する規定を引用します。

【原文】karaoke
Other IFRSs that provide guidance on subsequent measurement
and accounting (application of paragraph 54)
B63 Examples of other IFRSs that provide guidance on subsequently measuring and accounting for assets acquired and liabilities assumed or incurred in a business combination include:
(a) IAS 38 prescribes the accounting for identifiable intangible assets acquired in a business combination. The acquirer measures goodwill at the amount recognised at the acquisition date less any accumulated impairment losses. IAS 36 Impairment of Assets prescribes the accounting for impairment losses.

【訳】
事後の測定および会計処理に係る指針を提供する他の基準
(54項の適用)
B63 企業結合において取得した資産、および
引き継いだ、あるいは発生した負債に関する
事後の測定や会計処理に係る指針を提供する他の基準には、
例えば以下のものがある。

(a) IAS第38号「無形資産」は、企業結合によって取得した
識別可能な無形資産の会計処理を規定している。

取得企業は取得日に認識した金額から
減損損失累計額を控除した金額で
のれんを測定する。

IAS第36号「資産の減損」は、減損損失の会計処理を規定している。

■きょうの単語
subsequent [sʌ'bsəkwənt] 【形】 次の、後の、事後の

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