« 年金会計 | トップページ | 上場企業、関連会社の業績改善 持ち分利益65%増 10~12月 新興国や資源高など寄与(IAS28号) »

利用停止の商品券 確認を(IAS18号)

IFRS
文具券や食事券などの商品券やプリペイドカードが利用停止となり、払い戻しの期限が迫っているものが増えている。期限内に手続きしないと、現金化できずに「ただの紙切れ」になってしまう可能性がある。利用できなくなる商品券の一覧は金融庁のウェブサイトに掲載されており、一度確認した方がよいだろう。

払い戻しを受け付けているのは「全国共通食事券すし券(有効期限のないもの)」(2月28日まで)、「全国共通文具券」(3月13日まで)、「全大阪個人タクシー専用カード」(3月18日まで)など。手続き方法は発行元によって異なるが、所定の「払戻申込書」に住所や名前などを記入し、未使用の商品券を同封して発行元に郵送することなどが必要だ。

利用停止になる商品券が増えているのは、2010年施行の資金決済法により、最低60日の払戻期間を設ければ清算手続きができるようになり、廃止が容易になったことが背景にある。今後も利用停止になる商品券が出てくる可能性があり、未使用の商品券を持っている場合は要注意だ。

((くらしナビ)利用停止の商品券 確認を 2011/2/13付 日本経済新聞 朝刊)

   +++

■国際会計基準では
IAS第18号「収益 (Revenue)」より、
「サービスの提供」に関する規程を引用します。

【原文】karaoke
Rendering of services
24 The stage of completion of a transaction may be determined by a variety of methods. An entity uses the method that measures reliably the services
performed. Depending on the nature of the transaction, the methods may
include:
(a) surveys of work performed;
(b) services performed to date as a percentage of total services to be performed;
or
(c) the proportion that costs incurred to date bear to the estimated total costs of the transaction. Only costs that reflect services performed to date are included in costs incurred to date. Only costs that reflect services
performed or to be performed are included in the estimated total costs of
the transaction.
Progress payments and advances received from customers often do not reflect the services performed.

【試訳】
サービスの提供
第24項 
7項 会社が特典を自ら提供する場合、
特典に配分された対価は、
・特典が交換され、かつ、
・会社が特典を提供する義務を履行した時点で、
収益として認識される。

収益として認識される金額は、
交換されることが見込まれる特典の総数に対する、
交換された特典の数に基づく。


※ 対価としての現金を受け取っても、
 ポイント相当分は、
 ポイントが交換されるまで売上に計上できません。 

■日本基準では
特にポイントの会計処理を定めた基準はありませんが、
「ポイント及びプリペイドカードに関する会計処理について」
(平成20年6月18日、金融庁)
が参考になります。

実務上、
当初の販売時に顧客から受け取った対価を全額、
収益に計上し、
将来、交換される金額を見積もって
販売促進費として引当計上する処理が
一般的になっています。

ヤマダ電機は、
2009年3月期で177億円と
ポイント引当金が
前の期の2.5倍になりました。
販売費・一般管理費にあたるポイント販促費も
65%増えています。

イオンも電子マネー「ワオン」の拡大で、
09年2月期に引当金が71億円と36%増えました。

計上方法は過去のポイント利用実績などを基に
発行額の未使用分の3割~全額を積み立てる
企業が多いようです。

ポイントの有効期間を無期限としているクレディセゾンは
原則全額を計上し、
09年3月期の引当金は18%増の535億円となりました。

(2009/07/30, 日本経済新聞 朝刊)


■今日の一語
redeem: (商品券などを)商品と引き換える

※ちなみに、
映画「ショーシャンクの空に」の原題は、
"Shawshank the Redemption"
ですが、
redemption (救済)は、
redeem の名詞形です。

|

« 年金会計 | トップページ | 上場企業、関連会社の業績改善 持ち分利益65%増 10~12月 新興国や資源高など寄与(IAS28号) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1269050/39029258

この記事へのトラックバック一覧です: 利用停止の商品券 確認を(IAS18号):

« 年金会計 | トップページ | 上場企業、関連会社の業績改善 持ち分利益65%増 10~12月 新興国や資源高など寄与(IAS28号) »