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大手商社、保有株を選別 (IFRS9号)

IFRS
大手商社が保有する上場株式の選別を進めている。各社が開示した大量保有報告書によると、2010年度下期に入ってから三菱商事は5銘柄、三井物産も3銘柄で持ち株比率を引き下げた。保有株の株価次第で業績がぶれるのを抑える狙い。国際会計基準(IFRS)の導入も銘柄選別を強める契機になっている。

農業機械メーカーのやまびこは22日、筆頭株主である三井物産から大半の保有株を自社株買いで取得したと発表した。事業上の関係が薄れており、三井物産から売却の打診があったという。

三菱商事は受取配当金や株保有による事業上の利益だけでなく、定性的な判断も加味して株を持ち続けるか否かを判定する「上場株管理制度」を09年に導入した。現在は同制度に沿って保有株を選別しており、昨年3月末に8400億円程度あった上場保有株を、同12月末には約8200億円まで圧縮した。

伊藤忠商事も相乗効果が見込めないとして、吉野家ホールディングス株を売却している。

保有株が値下がりすると評価損が出て利益が減る住友商事が10年度からIFRSを導入 するなど、商社各社がIFRSの早期導入 を目指していることも選別の背景。時価評価の対象となる資産の範囲が広がるため、保有資産を改めて見直す 動きが活発になっている。

一方、投資先企業の業界再編に伴い、商社が株を手放す例も出てきた。三菱商事は太田油脂(愛知県岡崎市)の要請に応じ、健康食品の創健社株を売却。三井物産もオーケー食品工業株を日本製粉に売却した。幅広い業種で業界再編の機運が高まるなか、こうした形の売却も増えそうだ。

(大手商社、保有株を選別
持ち株比率、三菱商事5銘柄で低下 国際会計基準の導入にらみ 
2011/02/23付 日本経済新聞 朝刊)

   +++

■国際会計基準では

IFRS第9号「金融商品 (Financial Instruments)」より、
金融商品の分類に関する規定を引用します。

【原文】karaoke
Chapter 4 Classification

4.2 A financial asset shall be measured at amortised cost if both of the following conditions are met:
(a) the asset is held within a business model whose objective is to hold assets in order to collect contractual cash flows.
(b) the contractual terms of the financial asset give rise on specified dates to cash flows that are solely payments of principal and interest on the principal amount outstanding.

4.4 A financial asset shall be measured at fair value unless it is measured at amortised cost in accordance with paragraph 4.2.

【訳】
第4章 分類
4.2 金融商品は以下の条件をいずれも満たす場合に償却原価で測定する。
(a) 契約上のキャッシュ・フローを回収するために資産を保有することが
 その目的であるようなビジネスモデルの枠内で、
 当該資産が保有されている。
(b) 当該金融資産の契約条件に基づいて、特定の日に、
 もっぱら元本および元本残高に対する利息の支払にあたる
 キャッシュ・フローが生じる。

4.4 4.2項にしたがって償却原価で測定する場合を除いて、
 金融資産は公正価値で測定する。

■きょうの単語
give rise to ~を(引き)起こす、~を生じさせる

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