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為替換算調整勘定 ─その他包括利益(その3)(IAS1号)

(1年前の記事より)

上場企業のグローバル化に伴って、
為替変動が連結自己資本に与える影響が大きくなっている。

海外子会社への出資などが
為替変動で受ける影響を反映する
為替換算調整勘定」のマイナス幅が、
円高を背景に拡大しているからだ。

このマイナス幅は自己資本を目減りさせるため、
見かけ上、財務内容が悪化する恐れがある。

為替換算調整勘定 
連結決算では、
親会社は海外子会社の外貨ベースの決算書を
円換算する必要がある。

この円換算で生じる差額を調整するための項目が
為替換算調整勘定。

円高が進むと、
過去に行った海外投資の円換算金額は目減りし、
逆に円安になると、
円換算額は膨らむ仕組みになっている。

(円高で自己資本目減り、
上場企業、海外子会社の連結に影響、
6月末、3兆円マイナス。
2008/09/27, 日本経済新聞 朝刊)

   +++

■国際会計基準では

引き続き、
IAS1号「財務諸表の表示
(Presentation of Financial Statements)」
より、「その他包括利益」項目の例示を引用します。

【原文】karaoke
7
The components of other comprehensive income include:
(c) gains and losses arising from translating the financial statements of a foreign operation
(see IAS 21 The Effects of Changes in Foreign Exchange Rates);

【訳】
第7項 その他包括利益には次のものが含まれる。

(c) 海外事業に係る財務諸表の換算から生じる損益
 (IAS21号「外貨換算レートの変動による影響」を参照)

■今日の熟語
translate [trænsle'it] 【他動】 ~を翻訳する、換算する
※ translate は、
 洋⇔和の変換に関して、
文章にも数字にも使われます。

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コメント

こんばんは IFRSを独学で勉強しています。とても厄介ですね。
日本基準とまったく違う。ある本で決済利益という勘定科目がでてきました。FXで決済差益という言葉はあるのですが、会計の勘定科目
にはないみたいです。その本では為替ではなくて市場の条件で再取得した会計処理という箇所ででてきましたが、どうもピンときません。
もし、管理人様が知っていらっしゃるならご教示していただけないでしょうか。

投稿: やまだ | 2010年4月23日 (金) 18時19分

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